* 「気」になるもの * [*ココロのノート]
亡き父がもっていた手紙類を
たくさん処分したとき
どうしても捨てられなかった
気になる絵ハガキを1枚持ち帰り
なんども眺めることがありました
たくさん処分したとき
どうしても捨てられなかった
気になる絵ハガキを1枚持ち帰り
なんども眺めることがありました
画を描いている方のご自身の油絵の絵ハガキで
短い文面に漂う匂いが好みでした
短い文面に漂う匂いが好みでした
2008年 身体を少し患った父をねぎらい
「あせらずにいきましょう」
「あせらずにいきましょう」
父より10歳も年上の自分も
「まだまだ やりたいことが山のようにあります」
「人生を振り返った文章を書いたり
70歳から始めた画をこれからは
先生をつけずに一人で描いていきたい」
といったことが綴られています
「まだまだ やりたいことが山のようにあります」
「人生を振り返った文章を書いたり
70歳から始めた画をこれからは
先生をつけずに一人で描いていきたい」
といったことが綴られています
その葉書の絵も
「モデルは家内です」ということで
とても品の良い女性が描かれていて
そこにはなんともいえない上質な空気が漂っているのです
「モデルは家内です」ということで
とても品の良い女性が描かれていて
そこにはなんともいえない上質な空気が漂っているのです
この方も父もいまは天国の住人です
そしてつい最近のことなのですが
わが家の古い年賀状を整理していたときに
とっくに処分したはずの10年以上昔の葉書、
それも2003年の年始の葉書が一枚
ぽつんと出てきました
わが家の古い年賀状を整理していたときに
とっくに処分したはずの10年以上昔の葉書、
それも2003年の年始の葉書が一枚
ぽつんと出てきました
みると、この父にあてた 画人 その本人から
わたし宛に届いた葉書だったのです
(銀座画廊への展示会のお誘いでした)
わたし宛に届いた葉書だったのです
(銀座画廊への展示会のお誘いでした)
井の頭にお住まいだったY・Kさんという方を
どうしても思い出せないのです・・・が
父宛の葉書と全く同じ 本人のゴム印が押されています
どうしても思い出せないのです・・・が
父宛の葉書と全く同じ 本人のゴム印が押されています
2003年は 子どもが1~2歳でしたが
わたしは 「Nature's Basket」という
ちいさな自然観察ボランティアのチームに
よく子連れで参加していました
Y・Kさんはそのチームにいらしたのでは・・・
チームでよく配布していた住所録から葉書をくれたのでは・・・
たぶんそう、それしかない。そう思いました
わたしは 「Nature's Basket」という
ちいさな自然観察ボランティアのチームに
よく子連れで参加していました
Y・Kさんはそのチームにいらしたのでは・・・
チームでよく配布していた住所録から葉書をくれたのでは・・・
たぶんそう、それしかない。そう思いました
目の前にはいま
父と私と
別々の名字の人間に宛て
まさか二人が親子とも気づかずに書いた
同一人物の二枚の絵葉書が
かさなるように置かれています
父と私と
別々の名字の人間に宛て
まさか二人が親子とも気づかずに書いた
同一人物の二枚の絵葉書が
かさなるように置かれています
「気」になるものが
驚くように
つながることが
けっこうあります
驚くように
つながることが
けっこうあります
やさしくて
あったかい
空からの
メッセージを
ふんわり感じる
あったかい
空からの
メッセージを
ふんわり感じる
「気」になるもの
どうしてかな?
なぜなのかな?
だいじにしたいんです
どうしても
どうしても
「気」になるものだから。
どうしてかな?
なぜなのかな?
だいじにしたいんです
どうしても
どうしても
「気」になるものだから。