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* 『森羅万象の中へ』 * [*心の言葉・心の本]

私が三年前に屋久島へ行ったときに出会ったもののひとつに
山尾三省さん という方の詩集がありました

一字一句にきらきらとした自然がうつしだされ

ツワブキの花  三光鳥  雨  新月・・・

ひとつぶの自然に 壮大な宇宙をみつめ 限りなくカミサマへ近づいた詩人・・・

最近またこの詩集を取りだして読むと感慨深くて
そして彼の本を何冊か図書館で借りてみました


完全無欠の哲学者で 思想家で カミサマそのものだった
と知ったのがこの本

森羅万象の中へ―その断片の自覚として

森羅万象の中へ―その断片の自覚として

  • 作者: 山尾 三省
  • 出版社/メーカー: 山と溪谷社
  • 発売日: 2001/07
  • メディア: 単行本



重症のガンに侵されて、自宅療養の末に2001年夏に亡くなられた
彼の遺言がふたつあったというのは有名です。

1、日本中のすべての川の水が再び飲める水になるように
2、この地上から核兵器と原子力発電所がなくなるように


 

21世紀は万人が真に幸せでなければならず、
20世紀は人間が最も堕落した世紀
それは人間が真の幸せとは何かを見失ったから・・
人間は自然に還り自然の生命に忠実に生きなければならない・・・

と語っていた三省さんの本を読むと


10年後の今年、2011年の出来事を予測されていたのではないか
21世紀のひとびとの気づきの未来図を啓示していたのでは
そう感じます


  

自然災害はもとより恐ろしい
けれどさらに恐ろしいものは直接目には見えない
じわじわとひそやかに進行し続けている人工物・化学物の蓄積による
この大地と天の自然性の破壊である


ぼくたちが森から学ぶことは数限りないが
最も重要なことのひとつは
<<ゆっくり循環すること>>

水、空気、火、そして土
世界の四大要素は
全陸上生物を生み出した母体で
ひとつの大いなるカミ(ガイア)


 



 

三省さんが啓示した未来図が
もう手の届きそうなところに・・
そう感じて止みません


 


 


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