* Ｆ子さんのおはなし2016 *

 

 

 

 

わたしの心の友のひとり
Ｆ子さんは　御年93歳

 

 

 

ことしも本当に流れは速く気づけばもう年末・・

F子さんにクリスマスカードを書く時期だけど

どうしても声が聞きたくなって　電話した

 

 

 

5年前　少しケガをして
お家のなかで車いす生活になられたF子さん

が　なんと今年　車いすがいらなくなり

ひとりで散歩や病院へ行けるようになったそう・・

 

リハビリ担当の30代女子と
意気投合したらしい（＾＿＾）

 

 

 

 

近年　50年来の友人が次々に他界し

気持ちがふさぐことも多かったそうだ 

 

「80代ぐらいまでは　人生設計もしているから　なんとかなるのよ。

でも　90代は　ほんとうに大変。

下り坂って　つらいわ。」

 

 

趣味の編み物も近年はずっと　アクリルタワシだけになり

それをただ何十個も作って

人にあげるのを繰り返すのも

むなしくなってしまったそうだ

 

 

でも　ある日

普段見ないテレビをつけたら　たまたま

バッグに日本刺繍をしている番組がやっていて

そのあと急に

ベストを編んでみる気になったと言う

 

 

 

そうしたら　ベストを編みあげることができ、

「できるんだ！」と思って自信がついて、

今はセーターを編んでいて

とても楽しいのだそう

 

（でも若いときのようにスムーズには編めずに
すぐ糸がこんがらがるのだそう） 

 

 

 

 

月に一度検査へ行く病院で

「おしゃべりは体にいい」 と言われ

でも　一日中おしゃべりしつづけるわけにもいかず

（F子さんは　ご主人と二人暮らし）

 

そこで思いついたのが

「歌うこと」

だったそうだ

 

 

家にあったＣＤでふと歌ったら

気分がよくなった

 

それをきっかけに

朝30分

夜30分

 

日課にしながら

ＣＤをかけ 

ご主人とふたりで

一緒に　歌を　うたっているそうなのだ☆彡

 

 

 

そうしたらますます

元気になってきて

それもあって

車いすがいらなくなってきたと言う 

 

 

 

とっても仲の良い　ご主人のＴ吉さん と

一緒に声を出して歌うのが

とってもたのしくて　うれしくて

しかたがないそうなのだ

 

 

 

 

 

電話をして本当によかった＾＾

しあわせをたっぷりいただきました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Ｆ子さん関連記事（2008年と2010年）：

http://nature-aki.blog.so-net.ne.jp/2008-12-20

http://nature-aki.blog.so-net.ne.jp/2010-10-13