* 梅雨のあめは * [*ココロのノート]
梅雨は
春から
夏へ
架かる
うつくしい
虹のこと
春から
夏へ
架かる
うつくしい
虹のこと
梅雨は
いのちの
源を
生きものに
あたえる
恵のこと
いのちの
源を
生きものに
あたえる
恵のこと
土をなくし
緑をなくし
それを
固めてしまったとき
緑をなくし
それを
固めてしまったとき
梅雨は
蒸し暑く
息苦しく
バランスを欠いた水に
濡れるだけの
憂鬱な季節
蒸し暑く
息苦しく
バランスを欠いた水に
濡れるだけの
憂鬱な季節
虹のかけら
感じられない
感じられない
梅雨のそぼふる雨は
緑を萌やし
伸びるちからをあたえ
緑を萌やし
伸びるちからをあたえ
その繊細なシャワーが
やさしさと
静けさと
落ち着きをあたえてくれる
やさしさと
静けさと
落ち着きをあたえてくれる
おおきな樹々は
両手をひろげ
雨をやさしく受け止め
みんなの傘になる
みんながその傘のなか
なかよくつながるのを
微笑んでいる
なかよくつながるのを
微笑んでいる
鳥の子ども
虫の子ども
草の子ども
みんな安心して
大きくなるよ
樹々の傘のした
一日散歩もできる
雨靴を履かなくても
泥んこにならないよ
一日散歩もできる
雨靴を履かなくても
泥んこにならないよ
梅雨は
にほんの
しぜんを
明日へ繋ぐ
虹のこと
にほんの
しぜんを
明日へ繋ぐ
虹のこと