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* 夏のちいさなメモ1 ~Simplicity~ * [ひとりごと]


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旅の途中や旅気分のときに読む本
何度も読む本がある

レイチェルカーソンの『センス・オブ・ワンダー』や
星野道夫さんの数々のエッセイや
H・D・ソローの『森の生活』・・・・etc.


とても広くて深い本のなかの世界が
自然のなかで読むと
より広がるような気がする





そんななかでも
とっても好きな本が
『海からの贈りもの』。
特に旅先でじっくり何度も読みたくなる



美しい海の貝殻のその模様や色やかたち
ひとつひとつをなぞらえながら
「女性」
その日常や人生で
むきあう必要のある大切な
宝物のカケラたちが
繊細に 丁寧に
感性豊かに語られている





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この本の旋律、描写 
ひとつひとつが
美しいが
語られている内容が深く的を得ていて
読むごとに
新しいものを発見する



住む国がアメリカでもなく
時代もちがうというのに
普遍的な女性のテーマが
これほどにも変わらないものかと思う



にし貝
つめた貝
ひので貝
牡蠣
あおい貝

・・・・・









その俯瞰の鮮やかさやこまやかさに
圧倒されながら
こんな鳥のような俯瞰を
忘れないようにしなければと
思わずにいられない


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女性の常に気を散らせている
その時間の多さや
特別の理由がないと実行できなくさせている
ひとり時間の確保や

ひとつひとつの
大事な確認が
海辺の貝殻のメッセージと共に
読み手のきもちを無くさずに

耳元にとどく・・・


そしてこれはきっと女性だけでなく
男性にもいえること
じぶんをこんなふうに尊重することで
他者を尊重してゆきたいとおもう









海からの贈りもの

海からの贈りもの

  • 作者: アン・モロウ リンドバーグ
  • 出版社/メーカー: 立風書房
  • 発売日: 1994/10/01
  • メディア: 単行本


この本はいろんな人の訳本で出版されていますが
わたしはこの立風書房から出ている落合恵子さんの訳文が好きです
女性特有のしなやかな表現を
男性が訳すと違うものになってしまう気がします







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