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* 森の真実 その1・オオカミ * [★オオカミとクマ★]

ここに記していることは
「オオカミ」について
自分なりに調べ 辿ったメモです

●先住民アイヌ民族は エゾオオカミのことをこう崇めオオカミと共存していた
「ホロケウカムイ」(狩りする神)
「オオセカムイ」(吠える神)

 ●「大口真神」
ニホンオオカミをこう崇めていた


  
  
  
  
  
  

●日本には北海道にエゾオオカミ、本土にニホンオオカミが明治までふつうに生息していたが
明治以降、人間による駆除・乱獲・生息地の破壊・伝染病の流行などで絶滅


  

●オオカミは
臆病 敏感 頭がいい

●オオカミは
独自のテリトリー内で暮らす
人を襲うことはない

  
  

  

●オオカミは生態系の頂点に君臨

オオカミは主に「シカ」を捕食して生きる
日本でも、オオカミが絶滅した(明治時代)以降にシカが猛繁殖し
森が荒廃の途をたどっている

繁殖したシカが木の皮を食べ、大量の下草を食べ、落ち葉さえ食べる
森を生かす栄養満点な腐葉土も減った

小動物や昆虫が食べる草もシカが食べつくすため、他の生きものも減った
それらが減ったことで別の生物も減少

希少な野生植物も減った 植生が劇的に変化した
・・・八ヶ岳ではシカの食害でヤナギランが消滅
テガタチドリやシシウドもほぼ消滅 ・・・

草や腐葉土など山を覆っていたものがなくなり
地表が乾いて、土砂崩れの危険性も増した

生態系
生物多様性
森の安全
TOPの不在で狂ってしまった

  


  
   

 ●人間がシカを捕獲して シカ肉を普及させればいい??

オオカミは弱いシカから食べて強いシカは残すので、シカにとっても有益
人間には弱いシカがわからないで乱獲する 
オオカミが食べ残したシカを 森のあらゆる生き物が食べるため 森の存続につながり
シカの骨が森の栄養源になるが
人間がシカを食べても森の存続にはつながらない


「オオカミの食べ残し」
これがその下の階級に棲む
すべての生きものと 森をささえ
共存関係を創っている
「フードチェーン」

クマ・ワタリガラスもオオカミと強い共存関係にある


  

●オオカミは森のマネージャー


  

●アメリカ イエローストーン国立公園

絶滅したオオカミをカナダから再導入して復活に成功
増殖したエルクでぼろぼろになっていた生態系に変化

オオカミが自然や生態系に重要な役割を担うことが証明された


 

 ●ドイツの言い伝え:

麦畑の風を「コルンムーメ」という穀物を守る精霊として呼んだ

コルンムーメはオオカミに変身する なぜなら・・・・
オオカミが畑を荒らすものを退治し
その足は麦の花粉を散らし
祝福を与えるから

  

  

●ルーマニアの葬送歌より:

「オオカミをそなたの兄弟とみなすがよい
なぜならオオカミが
森の秩序に通じているのだから」


  ●E.T.シートン著『オオカミ王ロボ』

●アメリカ大陸でのオオカミ大虐殺・・・アメリカの先住民の運命

●ペットの王様 イヌの祖先はオオカミ

オオカミに一番近い犬種は 秋田犬でも土佐犬でもなく 柴犬

  


●日本オオカミ協会理事 朝倉裕さん:

「生態系は、みんながうまくいっているときにはそのからくりがみえない。
すべてが適度に、美しく収まっている。
だから、何事も起こっていないように見えるのだ。
からくりが見えてくるのは何か事件が起こったとき。」

  

  

この記事を書くにあたり 朝倉裕:著『オオカミと森の教科書』雷鳥社
日本オオカミ協会HP
NHK番組「ワイルドライフ 195 アメリカイエローストーン 女王オオカミ波乱万丈の生涯に密着!」
『動物大せっきん オオカミ』ほるぷ出版
ウィキペディア
などを参考にしました

この記事は 自分なりの MEMO として書きました
  加筆・修正 することがあるかもしれませんが リンク・シェアは歓迎します
たくさんの本が出ていますので 興味をもたれたかたは ぜひ調べてみてください

「その2」として クマ のことを書く予定です*


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* アースディとニホンオオカミ * [★オオカミとクマ★]

今日は毎年4月に年一度 代々木で開催されている
アースディへ行ってきました

たくさんのブースをひととおりまわって
トークショーなども一部楽しみました

今日いちばんこころに残った出逢い

それは   *日本オオカミ協会 さん*  です

わたしは昔自然保護や 自然ボランティア活動をしていたとき
植物や鳥などは もちろんなのですが
自分がいちばん興味のある分野は
「生態系」なのだ と最終的にわかったのです

<生態系のバランスと リースのバランスは関係あるとおもっています^^>

生態系の
頂点にある生物が
オオカミ


今日、日本オオカミ協会の方にお話を伺ったり、
トークショーでお話を聞かせてもらったりしてわかったのですが

日本にもあたりまえに 森にオオカミは住んでいました
それを殺して絶滅させたのは 明治時代だったそうです

オオカミは非常に臆病で 人を襲ったりしません

これは熊と同じで、彼らは非常に敏感で 怖がり かつ 頭もいい

人間とは完全に 住み分けして 暮らしており
人間の暮らしを脅かすようなことはせず
彼ら自身のテリトリーを守って暮らしています

しかし明治以降 人が彼らのテリトリーを脅かしてしまった
ために、彼らが人を襲うということしかできない結末を作ってしまった
これは熊のケースと似ていると思います

オオカミは怖い
という間違った認識が 日本そして世界に広まってしまった

オオカミは主にシカを食べます

オオカミがいなくなったために
捕食していた シカ が大繁殖してしまったのです

シカが大繁殖してしまって
森の木が朽ちたりして 
困ったのは人間ですが
もとはといえば 人間がその状態を作ったわけです

自業自得 というわけです

オオカミはシカを食べるときに
ちゃんと 病気で弱っているシカや
弱い立場にいるシカから襲い
強い立場にいるシカは襲わないそうです

シカにとっても弱いシカを食べてもらえることは有益で
強いものたちが残るので子孫繁栄にも悪影響がない

しかし人間にはそのことがわからないため、
シカ狩りして シカを殺すときも 大切な立場のシカを殺してしまうため
動物にとってもよくないのだそうです
一番いいのは 一番良く知っているオオカミがシカを食べること



生態系でいえば 頂点はオオカミで 次点がクマ
クマは、85%は植物食  15%はオオカミのおこぼれを食べていたとか


NHK「ワイルドライフ」で
アメリカで復活したオオカミの群れの特集をしたばかりだけど

今 本当の自然の生態系 地球を知るための
キーワードは

「オオカミ」と「クマ」

★日本オオカミ協会:
こちら

★このタイミングで2日前に発売された本↓ 要注目です!

ウルフ・ウォーズ オオカミはこうしてイエローストーンに復活した

ウルフ・ウォーズ オオカミはこうしてイエローストーンに復活した

  • 作者: ハンク・フィッシャー
  • 出版社/メーカー: 白水社
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: 単行本




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* アメリカ・イエローストーン 女王オオカミ * [★オオカミとクマ★]

11.jpg

NHKの「ワイルドライフ」の番組で
オオカミの群れに密着した特集があった
一度は絶滅したオオカミが
再導入され繁栄し
今では群れで狩りをする姿が
見られるようになっているという

ふつうオオカミの群れは
オスとメスのリーダーがペアで統率するが、
この群れは、
1匹のメスだけがリーダーの女王として君臨し、
自分のパートナーを含め
オス全員を手下に従えていたのだという

オオカミが一時いなくなったとき
オオカミが捕食していた動物が
異常繁殖してしまい
この土地の生態系すべてがくずれてしまったのだそう

ひとをとりまく
自然もそうじゃないかとおもった

ひとが畏れると同時に
ひとより上の存在
畏敬の存在

オオカミ
が絶対的に必要で
そこを軽んじて
そこを断絶したとしたら
ひとも生態系の環から
拒絶され
淘汰されて
しまうのだと

ひとも
このオオカミみたいに
女性がリーダーなら
うまくいくと

確信を感じた先日でした

http://www.nhk.or.jp/wildlife/program/p195.html#slide-3



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