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* 植物の音色をまるい歌に * [*ココロのノート]

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どうしたら晶さんみたいなリースが創れますか?
そういうつくり方を教えてもらえませんか?



今まで光栄にもたくさんの方に仰っていただいたのですが
とてもそれはできなくて 説明が難しくて
正直 なんともいえない気もちになったりしました



20年前
自然保護、自然観察だけでは伝えきれない想いを

どうしたらいいだろう?の果てにリースにたどりつきました
何もかも自己流です
趣味の音楽の作詞作曲と 自然観察もミックスされたような
自分だけのリース作りを教えるコツもわかりません。。。




そんなある日 染色家の志村ふくみさんの本を読み
彼女の言葉で救われた想いをしたことがあります


「本で読んだとおりに染めてみたら 思った色にならなかった」
と、ある人から言われた。
それは順番が逆だと思った。

草木が抱いている色を私たちがいただくのだ。
草木の色を生かし その主張を聴きとどけたい。



(何度もブログに引用してすみません)



リースという世界も自然そのものの表現なので
順番は「自然が先」
それが自然のルールなのだと痛感します


すでにハンドメイドやフラワーアレンジとして人気のリースは
本やSNSで作品を目にする機会も多く
「もっと上手なリースを創りたい」
と思ってもそれも当然かもしれません。。。


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どんなに小さな作業でも
どんなに大きな仕事でも
結局優先すべきは人ではなく自然の声なのでは。。。。?
自然の声を聴き 恩恵をいただいた側が

それを生かしたものを創るときにはじめて
調和や富が生まれるのでは。。。?
自然の声を無視したときにバランスはくずれるのでは。。。?


なにもかもが実は宇宙の真理につながった
創りになっているように思えます




「個展」をはじめたのは10年前です
個展は
たくさんのリースが歌ってくれて
多くのみなさんがそれを受け止めてくださり
みなさんのほうが
すばらしい感覚者なのだと教わりつづけています






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自然の音色をききながらリースをつくることと

自然の声をききながら地球をつくりなおすこと

きっとおなじです
おなじ想いを共有したいです

 





■おしらせ■
◎2019年11月8日(金)~13日(水)(11/11月休み)
2019年秋リースの個展『BALANCE』
国分寺カフェスロー・スローギャラリー
今回もたくさんの作品を展示販売します(詳細




















 








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* BALANCE * [*ココロのノート]


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水も
太陽も
すばらしい恵みなのに
雨が爪痕をのこしたり
陽ざしが苦痛をあたえたりする
バランスさえ
そうバランスさえあれば
それぞれは偉大なる神なのだから








あのひとも
そのひとも
すばらしい存在なのに
あのひとは爪痕をのこしたり
そのひとは苦痛をあたえたりする
バランスさえ
そうバランスさえあれば
だれもがみな偉大なる神なのだから





冬も
夏も
すばらしい季節なのに

冬が冬らしくなくて
夏は酷暑にみまわれる
バランスさえ
そうバランスさえあれば
四季は偉大なる恩恵なのだから




春も
秋も
すばらしい季節なのに
春に種を蒔いても育たなく
秋に色づくはずの葉もみえない
バランスさえ
そうバランスさえあれば




バランス
バランス
ちいさなことから
じぶんのできることで
バランスを
とりもどしたい







わたしは
あなたの
バランスで
ありますように






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■おしらせ■

◎2019年11月8日(金)~13日(水)(11/11月休み)
2019年秋リースの個展『BALANCE』
国分寺カフェスロー・スローギャラリー
今回もたくさんの作品を展示販売します(詳細




◎2019年12月5日(木)AM 
カフェスローにてワークショップ
<個展で申込OK>

「リースはまるいちきゅう ちきゅうの歌をつくろう」
 みんなで地球への想いをリースにしませんか?

 






















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* 神葡萄[かみえび] ~縄文そして太古からの伝言~ * [*ココロのノート]

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リースの土台(ベース)になる
丸く編んだつる植物


年を追うごと 歳を重ねるごと 大げさだけれど
つる植物の偉大さに胸をうたれることが増えている


植物の歌のように
まるいリースが生まれるのは
つる植物そのものに
音色のようなものがあるからとおもう



つる植物は強い薬効をそなえる
もともと草木のほとんどが何かしらの効能を有するが
つる植物のそれはまた強く 古くから人を救い癒してきた




***





リース作り初期のころ 私は葛(くず)のつるなど比較的
太めのつるを選んでいたのだが 次第に細めのつるに変わって
今は太さ1ミリ前後のものを選ぶことが多くなった



そんな細めのつる植物のなかで ここ数年 
わたしのなかで特別になってしまったものがある
いまはとても多くのリースをそのつるで創っている




***



ここ数日 そのつる植物を収穫し
朝から夕方まで黙々と まるく編む作業に没頭していた


ほかの種類のつるを編むときと少し違う

ほかほかとするような温かなきもち
しあわせなきもちを感じ
とても不思議だなぁと思っていた
その植物を少し掘り下げてみることにした




***


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そのつる植物の名は 一般的には「アオツヅラフジ」(青葛籠藤)
古くからの名は「カミエビ」(神葡萄、神海老)



青い実をつけ 昔はこのつるで「つづら(葛籠)」を制作していたことから
アオツヅラフジの名になったが 本来は「カミエビ」と呼ばれていたそう


「カミエビ」は「神のエビヅル」のことで
根に薬効がある神仙世界の山葡萄といった意味でつけられたそうだ
(昔は赤紫色をえび色と言い、アオツヅラフジに似たエビヅルは
赤紫色の葡萄のような実をつける)




「かみえび」の茎や根は
木防己(モクボウイ)と呼ばれる漢方の薬に使われ
利尿、鎮痛、解熱に薬効がある有名な薬草でもある

中国の最も古い薬物書である「神農本草経」のなかで
「防已」は「人の悪い邪気を取り除く」という記述があるという




***



「あおつづらふじ」の名前のとおり 「葛籠(つづら)」を作るのに
これらのつる植物を日本人は利用していた
つづらは、衣類収納箱、今でいったらプラスチックケースだ
葛籠づくりはなんと 縄文時代からおこなわれていたという
江戸時代になると つるでなく竹で制作するようになったらしい


直接処方しなくとも薬効のある植物を
編みこむことで人へ伝う性質は在るはずだ





縄文から江戸まで・・・聞くととても納得してしまう
「かみえび」は
「人」の気配のある場所に富に絡まって生えている
ヘクソカズラ、クズ、タンキリマメ、サルトリイバラなどなど
いろんなつる植物ももちろんそうだけれど
かみえびは特に 人のいる場所限定というほどの緑やフェンスに密集している
この植物を大量に採取して生活必需品に利用してきた
歴史からの生態なのではないだろうか・・・




そしてかみえびを編むときまず する作業が
つるから葉を取り除くことなのだけれど
実に子気味よく 葉が“ぷちっ”と外れるのだ
そして葉の付け根に凹凸はほとんど残らずに なめらかなツルになる
これも縄文時代からずっとながく
人が利用しつづけていた所以もあるのか。。。



つるの手触りもとてもやさしくて ここちよく

採りたてから数日間はとてもしなやかに湾曲するので
曲げたり編んだりがとても易しくできる



***


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余談だけれど 
今は「つづら」という言葉は「舌きり雀」の昔話くらいでしか耳にしない
でも「つづら折り」という言葉はよく使われる
急な山の斜面の道が「つづら折りになっている」などと言う
その「つづら」は 「葛籠」とも「九十九」とも書き
このツヅラフジの湾曲した形状がもとで
つづら折(九十九折)という言葉が生まれたそうだ
つづらなど目にも耳にもしなくなっても
ちゃんと存在を感じられる言葉が残っているのはありがたい




***





さらにこの実のなかのタネは
「アンモナイト」の化石そっくりのかたち



縄文時代の伝言だけではなく
太古の時代の伝言も有しているのでは?
山(葡萄)だけでなく海(アンモナイト)の存在も含むとすれば
それこそ地球のメッセージかもしれず。。
そんなロマンティックな想像を
ひとり愉しむのもいけなくないはず。。。



タネのかたちは
植物の本質的な伝言を
有しているはずだから



***





そんなわけで
このツルを編むのに没頭しているとき
妙にここちよい しあわせな感じになるのは
当然かもしれないなぁとおもう



遠い先人たちの知恵と温かで質素な暮らしと
邪気を払うことへの希望と祈り
植物のなかに内在する調べを
すこしでも掬い取っていくことができるだろうか




どんどん野草もつる植物も
迷惑がられる存在として伐採され減っていく東京で
なんとなく足を運んだ場所で「どうぞ」とでもいうように出会わせてもらい
もったいないほどの敬意を感じながらこのいのちをいただいた



神葡萄[かみえび]で
地球のまるい輪をつくる
彼らの
恵みをすこしでも編みこみ

その音色がひろがったなら
こんなしあわせなことはない




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* 鷹のような雲のした * [*ココロのノート]

いま目の前にひろがった
大きな雲は
青空をはばたく鷹のよう

ひさしぶりの青い空と
おおきな夏の白い雲が
なんだかとても
うれしい




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雨も
陽ざしも
恵み


その恵みが
恵み足らしめるのは
バランス

調和のとれたバランス

不調和ではないバランス

おおきなおおきなバランス


バランスが
とれる
とれない
そのさかいめは
どんなところ



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花も
動物も
こころが
ある


でも
これほどまでに
「気」というエネルギーを
取り入れ吐きだし
空や大地と
つながれる生きものは
人のほかに
いるだろうか・・・


「祈り」
という
特別な技を
人ほどに
有する生きものは
このひろいせかいに
いるだろうか・・・



「空気」ということばがある

空気がもし情報番組で「予報」として
伝えられるようになったら
どうなるだろう


「天気」も
曇りとか雨という予報や情報に
なにかがすりかわっているようで・・・




天気は
天の「気」・・・


空一体の「気」
空の気象、
空の気配、
空の気分・・・


「気」は
人と 空の
共通の
ことばのよう・・・


ものすごく繊細だけど
ものすごく純粋なもの
むずかしいようでいて
すぐ直ることもあって




映画『天気の子』を観たばかりなせいか
いろいろうかびました^^



















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